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記憶を蘇らせたフォトブック(写真整理その4)

写真整理アドバイザーの田中です。先日できあがった母のフォトブックを昨日プレゼントしに行ってきました。7月が母の誕生日だったので91歳の誕生日プレゼントとして渡せました。母は私が育った大阪の生野区の老人施設に住んでいます。数年前までは、一人暮らしをしていたのですが、ヘルパーさんからの薦めもあって今のところにいます。 そこは食事やいろいろなサービスのある施設で安心していますが、年々昔の記憶が薄れてきていました。今回フォトブックを作ったのも、記憶が保てるようにとの願いがありました。また、最近は訪ねていっても話すことがあまりなかったり時間的に寝ていたりして、すぐ帰ることが多かったのですが昨日は写真を見ながらたくさん話ができました。 フォトブックを手渡したとき初めはあまりピンと来ていなかったようですが、1枚1枚の写真を見ながら私が母から聞いていたことを確かめるように話しかけました。写真がなければ再び話題に出なかったことでしょう。 表紙に選んだ1枚の写真は1945年の敗戦前の写真です。母は学校を卒業後、かの有名な「日本窒素」に就職しています。写真を見てしばらく考えていましたが母の口からは、会社の前の写真ではないようで「ここは日本窒素と違うなあ」と「日本窒素」という言葉が出てきました。そして、私が「そこの会社でどんな仕事していたん」と知らないふりをして聞きました。すると今度はすかさず「タイプ係やんか!」と帰ってきました。うれしかったです。当時、和文タイプのタイピストをしていたのです。思わず拍手をしていました。そして、胸にこみ上げるものが・・・。 写真にこんな効果があったとは驚きです。見せる前はほとんど忘れているだろうなと思っていましたが、違いました。忘れていたのかもしれませんが、写真が記憶をよみがえらせてくれたのです。一つ思い出すと後は堰を切ったように思い出していきました。10年ほど前訪れた母の実家の写真を見たときは、お隣の「○○さん」と名前まで言うことができました。私や私の息子の顔を忘れないようにフォトブックには一緒に写っているものを選びました。大事に何度も見直してくれると記憶が薄れることを防いでくれるかもしれません。 今回選ばなかった写真でさっそく第2弾を作ろうと思っています。もっと早くすればよかったのですが、まだ間に合いました。本当によかったです。母は何度も「うれしいわ。ありがとう。」と言ってくれました。プレゼントなど小学生の時以来の親不孝者の私ですが最高のプレゼントになりました。そして本当にプライスレスです。 会社の同僚や先輩との写真 写真を見ながらたくさん話ができました

母のフォトブック(写真整理その3)

写真整理アドバイザーの田中です。前回、写真整理は棚卸しからということでアルバム、プリント写真、デジタルデータなどの確認をし次はリスト作りというところまでお伝えしました。 実は親の写真も未整理で整理した後91歳の母にフォトブックを作って少しでも記憶を保ってもらおうと思っていましたが、すべての写真を整理するにはそこそこの時間がかかりそうなので急遽母に贈るフォトブックを作ることにしました。 ある会社のフォトブックはネットで手軽に作成でき、値段と納期も魅力です。 そこで母の20歳前から最近の写真を36枚だけ選び文庫本サイズのフォトブックを発注しました。思ったより早く到着し、見てみるとスマホで撮ったものはもちろん古いプリント写真もが結構綺麗に印刷されていて、値段以上のできに満足しています。 今週でも母に届けて、写真を見ながら記憶を呼び戻せるような話ができたらいいなあと思っています。 フォトブックの表紙(1943年頃の写真) (右)母と祖母、兄と従姉妹と私です。母の実家での数少ない写真です 今年の正月、母と息子と私です